【完】「お金」に対する価値観形成に影響を与えた出来事。~転職から現在までの話~
こんばんは、働く母ちゃんです。
働く母ちゃんの「お金に対する価値観を形成した出来事」について、だらだらとたくさん書きましたが今日で最後です。
初めて働いた会社の退職。
大学卒業後にお世話になった会社は3年で退職しました。
働いている間ずっと、正直いろいろ不満が多かったのですが、拾ってくれた恩もありますし、石の上にも三年と言いますから。
最低3年は頑張ろうと思い、3年経過したところで退職を決意しました。
今思えば無謀ですが、転職先も決めないまま退職しました。
そして、数ヶ月の無職生活が続きます。
転職先の今の会社。
この後、一念発起して就職活動をして、幸運なことに1社目で内定を頂きます。
それが、今勤めている会社(一部上場)です。
ここまで読んでくださったあなたなら、「なんでこんな経歴でマトモな会社に転職できるの?」と思うことでしょう。私も思います(笑)
内定をもらえた理由は「運」としか言いようがありませんが、
「前任者の退職で急いでいた」「必要とする経験がピッタリ一致していた」ということだと思います。
あとは、この転職が今後の人生を左右すると思っていたので、就職活動で失敗した分を取り返すべく、いろいろと準備を徹底して行ったことも少しはあるかと思います。
そんな風にして「運よく」今の会社に入社できた働く母ちゃんですが、この会社に入って、初めて仕事の楽しさにも目覚めます。
さらに、収入は前職の2倍になりました。
以前の年収が低すぎたこと、転職後は仕事が楽しく残業を多くしていたことも大きな要因です。
そして、実家を出て独立。親の借金から逃げたかった私。
就職して収入面が安定してきたこともあり、私は一人暮らしを始めました。
決して調子にのっていたわけではなく、お金の面でも、家事などの生活の面でも、親から独立したかったのが一番の理由です。
実は、社会人になってから、初めて親の借金のことを打ち明けられました。
当時の私は、親に借金があるという事実、それを今まで言ってもらえなかったこと、何も知らずに過ごしていた自分への嫌悪感など、いろいろな気持ちが混ざり合って、親との距離感がわからなくなっていました。
勝手ですが、一方的に親への不信感も抱いてしまっていたのです。
社会人はなっていても私は子供で、現実を受け入れられなかったのです。
それなのに、生活面では実家暮らしで、家事も親に頼る毎日。
親に対するマイナスな気持ちと、それと言動が一致していない甘ったれた自分も本当に嫌でした。
だから独立して一人になりたかった。
一人暮らしを始めて、学生時代とは違い、下手ながらも料理をするようになりました。一人暮らしの部屋の掃除も週1回はやるようになり、なんとか汚部屋にはさせませんでした。
お金の面ではもちろん実家暮らしよりはかかりますが、派手な生活はせず、1年に150万円ぐらいのペースで貯金をしていました。
今の私。
そして、転職してから今はもう10年ほど経ってしまいました。
その間に、結婚し子どもも生まれましたが、産休育休を頂いてまだ同じ会社にお世話になっています。
有り難いことに今の会社はそれなりに安定していて、ついつい以前の苦しい時代(引きこもり、就職失敗、ワーキングプア時代)を忘れそうになります。
でも、こと「お金」に関しては、収入が増えたからと言って、生活水準をあげるようなことはありません。
なぜなら、働く母ちゃんは「今は良くても、また金銭的に大変な時期が来るかもしれない。」ことを知っているからです。
だから、あんなに辛い冬の時代も経験できてよかったなと思いますし、そういった経験が今の私を支えてくれている、と自信をもって言えます。
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過去の話をだいぶ長く書いてしまいました。
これからは、未来の話をしていきたいなと思います。
働く母ちゃんでした。